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「甍‥どうせ、きみにも読めないだろうよ」 文豪からの挑戦状  

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 文豪の作品の中から読めなかった字を拾いました。お暇なときにどうぞ。随時更新していきます。

初級編

森鴎外

青い美しい苔が井桁の外をうている。『杯』

 

  答え:「おお」う

秋が近くなって、薄靄の掛かっている松林の中の、清い砂を踏んで、主人はそこらを一廻りして来て、八十八という老僕のえた朝餉をしまって、今自分の居間に据わったところである。『妄想』

 

  答え:「こしら」えた

水平線を基線にして見ているので、日はずんずんって行くように感ぜられる。

 

  答え:「のぼ」る

藤沢周平 

灌木の間には羊歯が生い茂り、地面は厚い苔で覆われている。『密謀(上)』 

 

   答え:しだ

中級編

森鴎外 

一本一本のの木から、起きる蝉の声に、空気の全体が微かにふるえているようである。『カズイスチカ』

 

  答え:「はん」

川端康成 

合歓木の梢に花の跡が残っている。『白い満月』

 

  答え:ねむのき 

夏目漱石

 柘榴の枯れた幹から、つやつやしい茶褐色の葉が、柔らかそうに日光を映していたりするのが、道々私の眼を引き付けた。『こころ』

 

   答え:ざくろ

上級編

藤沢周平

就中、脆いのは銀杏で、梢には最早一葉の黄もとどめない。『密謀(上)』 

 

   答え:わけても

芥川龍之介 

夕闇は次第に空を低くして、見上げると、門の屋根が、斜につき出したの先に、重たくうす暗い雲を支えている『羅生門』 

 

  答え:いらか 

鴉が何羽と鳴く輪を描いて、高い鴟尾のまわりを啼きながら、飛びまわっている。『羅生門』

 

  答え:しび 

川端康成 

常山木は花を持ったまま一葉二葉が黄ばんでいる。『白い満月』 

 

  答え:こくさぎ 

有吉佐和子 

枳殻の前で、民は振返って得意そうに小鼻をひらいてみせた。『華岡青州の妻』

 

   答え:からたち・かき

土竈から出る煙のかからないように、鍋や釜から立つ湯気も当たらないようにと場所を選んで加恵は少女の支えている踏台にのってみを吊しながら、子供のようにころころと笑っていた

 

  答え:どべつつい 

森鴎外 

藁葺の家が何軒も立ち並んだ一構がの林に囲まれて、それに夕日がかっと差している処に通り掛かった。『山椒大夫』

 

    答え:「ははそ」 

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