読書生活 

本もときどき読みます

少し自信があります

アピールする際に否定から入るのはよくない 

 「何かをアピールする際に、否定から入るのはよくない」と、ほんまでっかTVでやってました。「奈良県芸人が奈良のアピールをする」という企画だった気がします。「奈良県民には内気な人が多いと思われがちですが、実は~」というくだりに対して、「否定から入るな!」と知識人からつっこまれる、こんな流れだった気がします。自己アピールでも同じように否定からの入りはよくない、とその方は言っていた気がします。

 

 でも、「あなたの特技はなんですか」と聞かれて、「書道です(この際何でもいいのですが)」と胸を張って言えるほど、その道を究めている人もいないでしょう。また、かじっている程度の経験を「特技です」と言えるほど、面の皮が厚い人も少ないと思います。

 

 就活本にはそう書いてあるのでしょうか?そんなに自信満々に言われたら、ハードル上がりますよね。「どれ、どんなもんだか聞かせてみなさい」と。本来なら「特技と言えるほどではないのですが」と謙遜の意味をこめて前置きしたいところですが、それでは否定の入りになってしまいます。

 

 では、どう言ったらいいのでしょうか。「特技は何ですか?」と聞かれたとき、なんと答えれば、相手をいらっとさせず、謙遜の情を伝えられ、ハードルもそれほど上がらないのか‥。

 

「少し自信があります」

  わたしが出した結論は、「書道には少し自身があります」です。どうですか?「特技です」より「自信があります」の方が、肩の力が抜けていて自然な感じがしませんか?「かじっています」だと、卑屈感が少し鼻につきますし、「たしなんでいます」なんて、なにおかいわんや、です。それに「少し」を入れることで謙遜の気持ちも込めてみました。ほかに、おすすめの言い方があったら教えて下さい。