読書生活 think it over

本や新聞を読んでいます

「これ、いくらしたと思う?」という質問は、とても難しい

 うちの職場で若い子が盛り上がっていました。どうやらある子が普段使いしているバックが有名なブランドものだったらしく、そのことに気付いた同僚がそのバックの値段で持ち主をいじっている、そんな感じです。

 「〇〇さん、このバックいくらだと思いますか?」とこちらを見て聞いてきます。聞いてくるのはそのバックの持ち主ではなく、別の人間です。なんと答えたらいいのでしょう?

 すると、I(若手男性社員)が「1万円くらいかな?」と言います。ほんと空気が読めない。「思っていることは素直に口に出した方がいい」これが彼の信条のようです。 

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 馬鹿な、1万円ってそんなわけないでしょ。もっと高く言ってあげないと。あたふたしながら、わたしが「5万円くらいするんじゃないか?」と答えました。

 どうだ!5万円!5万円にも全く見えないのですが、少しでも高い価格を言ってあげたい、という親心です。すると「これ13万円もするんですよ」と言います。そのクラゲみたいなデザインのそのバックが13万円?しょげてる持ち主の女の子。いや違う、きみのバックが13万円に見えないといってるわけじゃないんだよ。ごめんなさい。というか、おまえ(こっちに質問してきた子)何がしたいんだ!

 この場合、いくらと答えたら正解なのでしょう。彼女たちは「これ、いくらに見えると思いますか」と聞いてきました。そもそも、そんな質問してくる人間(今回は持ち主ではなくお友達)にはろくなやついないのですが。値段を聞いてくるということは、値段と見た目の差が大きいということです。

 具体的には、

①すごく高いものを安く買えた、か、

②高くは見えないのに、実はすごく高かった、か、

③すごく安いものを高く買った、か、

④高そうに見えるのに、実は安かった、

この4つになるでしょうか。

①「すごく高いものを安く買えた」の場合

 ブランド物のバッグや時計、靴などに多いですよね。100万円の時計を50万で手に入れた、というようなケースです。高い値段を言ってあげないと話がすすみません。

「あれ、〇〇さんのバック、××(ブランド名)のやつじゃないですか」

「そうだけど。そんなに高かったわけじゃないのよ。いくらしたと思う?」

「そうですね、××(ブランド名)だから100万くらいはするんじゃないんですか?」

「それがね、セールで50万円で買えたのよ」

「買い物上手っすね」

こんな感じでしょうか。この会話で「いくらしたと思う?」はないかな?

②「高くは見えないのに(安そうに見えるのに)、実は高かった」

 これも①とよく似ています。普段使いしている時計が、実は100万円だった、という場合です。

「あれ、〇〇さん、その時計、××のやつですよね」

「そうだけど」

「おい、お前(通りすがりのやつを止めて)、〇〇さんのこの時計、いくらするか知ってるか?」

「え?5万円くらいですか?」

「そんな値段で買えるわけねえだろ、100万だよ、100万!」

 ブランド物を生活の場でがしがし使っている、というこの状況に気付いてくれる仲介者Xの存在が必要になってきます。

③「すごく安いものを高く買った」の場合

 これは、騙されたケースしか思いつきません。1万円の時計を100万円で買ってしまった、という場合です。

④「安くは見えないのに(高そうに見えるのに)、実は安かった」 

 「ユニクロ」や「しまむら」などのファストファッションなどが思いつきます。ユニクロのTシャツ、1000円以下とはとても思えません。この場合も高く言っておく方がいいのでしょう。

 今回の場合。②にあてはまると思います。だったら13万円以上の値段を答えないと正解ということにはならないのでしょうか。いや違う、そうじゃない。20万と答えて、13万だと話がつながりません。でも、5万円と答えてもだめでした。わかった!定価の13万円以上の金額を言えば、持ち主は喜ぶでしょう。話がつながらなくても巻き込まれた持ち主の女の子に罪はない。だから、20万円くらいでいいわけです。

 すみません。よくわかりません。「これ、いくらしたと思う」に答えはない気がします。答えない方が無難ですよね。「うーん、わからないけど高そうだなあ」かな。

 この前、マーボーナスが夕食に出ました。いつものなすと違うのだ、いいなすを買ったのだ、と作った人が言います。そして続けて「このなす、いくらしたと思う?」と。でた!

 ①②③④、一生懸命書いてきましたが、この場合、どれ?しかも、なすの定価もわからない。そこで「わからないけど、高そうだなあ」を使いました。なすっていくらするんでしょう。難しい。ぜんぜんわからない。