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英語の発音がまったく聞き取れない ほわっといずアレルベ?

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 わけあって、同僚の息子さんを一日あずかることになりました。小学校二年生の男の子です。カナダ人と日本人のハーフです。一つ問題がありました。一切日本語が通じないということです。彼が話す言語は英語だけです。名前は「ジャーマイヤー」、通称「ジャーミー」です。

 迎えるわが家は、わたしと妻と中二の息子。全く英語ができません。朝、深々と不慣れなお辞儀をしたあと、彼の両親はジャーミーを残し出ていきました。ジャーミーは、ベストキッドに出ていたウィルスミスの息子さんのようでした。

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 もうちょっと小さかったかな?

 

 おもしろいもので、大人の外国人には英語で話しかけることをちゅうちょしてしまうのですが、子どもにはぐいぐい聞けるんです。自分の英語が通じるのか興味ありませんか?

 結果、ほとんど通じませんでした。大人なら何とか理解しようとしてくれるのでしょうが、子どもにはそんな気づかい全くありません。本当に通じないんですよ。

 仕方がないので英語を教わることにしました。絵本をもってきて、挿絵を指して「イングリッシュ、カモン」とジャーミーに言うと英語で答えてくれました。いくつかわかりました。

 ジャーミー曰く、

あひる=「ダックリー」、バッタ=「グラスホッパー」、牛=「コウス」

だそうです。

 ところが、世界共通で子どもはすぐ飽きます。絵本を見る目が完全に死んでます。部屋中を見渡すジャーミー。その視線の先を追うわたしたち3人。すると、バスケットボールを見たジャーミーがこう言うんです。

「キャナイガッアウッサイ?」

「きゃないがあうさい?」いやいや、わたしが繰り返してどうする。聞きましょう。

「ジャーミー、ソーリー。プリーズ、カモン、アゲイン」

「キャナイガッアウッサイ?」「ソーリー、アゲイン」

 このやりとりを何度か繰り返しました。すると、息子が紙に何か書いてジャーミーに見せたんです。そうしたら、ジャーミーが「yes!」と言います。何と言っていたかというと、

「キャナイガッアウッサイ?」「Can I go to outside?」

 なるほど!外に出たかったわけだ。生まれてはじめて、わたしは生粋のネイティブEnglishを聞き取ることができました。

 なるほど、バスケットね。息子と一緒にバスケットをすること一時間、汗だくで中に戻ってきました。ジャーミーはお風呂場で着替えます。むこうの人は子どもといえど人前で着替える習慣はないようです。

 お菓子やジュース、アイスはたくさん用意しています。着替え終わったジャーミーに「ドゥーユーライクアイスクリーム?」と聞くと、「yes」。あ、通じました。すると、ジャーミーが「I don’t eat everyday」と言います。なるほど、毎日は食べないと。そして「eat アレルベ」。「アレルベ?」「アレルベ」って何?。3人で顔を見合わせました。「アイスの種類じゃない?」「アレルベって何よ」「知らない」。

 ジャーミーに「What is アレルベ?」と聞くと、「ハァ~」っていうため息。本当に言葉が通じないとため息つくんですよ。でも、がんばろう!

「ユー ライク アイスクリーム OK?」「yes」

「ユー ドント イート アイスクリーム エブリデイ OK?」「yes」

「ユー イート アイスクリーム OK?」「yes」

「ユー イート アレルベ OK?」「yes」

「アイス」も食べるし「アレルベ」も食べる。「アイス」と「アレルベ」の違いはなんなんだ。続けました。

「アイスクリーム ノット アレルベ?」「yes」

「What is アレルベ?」「ハァ~」

 元にもどってしまいました。もうよそう、アイスが食べたいのは確からしい。ぜいたくにもハーゲンダッツをたくさん用意しました。ジャーミーはイチゴを選びました。そこで、しつこくジャーミーに聞きました。

「ストロベリー イコール アレルベ?」「No」

残念(笑)。

 夕方、帰ってきたお母さん(この方は日本人です)に「アレルベって何?」と聞くと、お母さんが「アレルベ?」と言うので、「どうやらジャーミーの好物らしいんですよ」と教えてあげました。すると、お母さん、ジャーミーと英語でごにょごにょ。

 お母さんによると、

「アレルベは A little bit。少しってことです」

そういうことか。「A little bit」これ、「アレルベ」かあ。「ア リトル ビット」じゃないんだあ。勉強になりました。 

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