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チンパンジーもネアンデルタール人も、私たちの祖先ではない 『ヒトの進化700万年史』河合信和

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 いつからそういうことになっていたんでしょう。アウストラロピテクスから始まって、猿人→原人→旧人→新人という形で人類は進化してきた、わたしはそう教わったのですが。

 みなさん知ってました?ネアンデルタール人は、わたしたちの祖先でもなんでもなかったらしいのです。

ネアンデルタール人は人類だが、現世人類ではなく我々と血の繋がりはない。

 うそ!詳しい話はよくわかりませんが、ネアンデルタール人はわたしたちのいとこにあたる生物だったとのことです。いとこにあたる生物って?いとこは血がつながってるぞ。今の地球には68億人が住んでいますが、この68億人は、たった一種のホモサピエンス(現生人類)なのだそうです。

 そして、ネアンデルタール人は動物ではなく人類だとのこと。動物ではなく、人類だが、現世生人類ではない。人類と現世人類の違いって何でしょう。ネアンデルタール人とはどういった姿形をして、どのような能力をもっていたのでしょうか。

ネアンデルタール人は二足で走り、石を投げ石器を作った。その石器で動物を捕まえ食べた。赤い毛でおおわれ、白人でそばかすがあった。

 冒頭の写真、あれがネアンデルタール人だそうです。これは、人類とは言わないの?あ、そうか、人類だけど、現世人類ではないんだった。

 しかも、

ネアンデルタール人と私たち現世人類は1万年以上も共存し、時には接触もしていた。

 とあります。

 石器を持って二本足で走る赤い毛でおおわれた白人がいたら、わたしは怖くて外に出られません。

 ネアンデルタール人としばらく共生し、わたしたちホモサピエンスは繫栄し、ネアンデルタール人は絶滅したのだそうです。絶滅の理由は、ネアンデルタール人の自然消滅だったようです。わたしたちの祖先が滅ぼしたわけではなさそうです。

 ネアンデルタール人絶滅の理由として、肉しか食べなかったことや、寿命が短く蓄積された生存のための知恵を授ける老人もいなかったこと、などがあげられています。

 ちなみに、チンパンジーをわたしたちの祖先だと考えている人が多いが実は違う、と河合さんは言います。

チンパンジーは我々の祖先ではない。チンパンジーの祖先と我々の祖先が同じ仲間だったのである。700万年前に我々の祖先とチンパンジーの祖先が分かれ、それぞれが違う進化を遂げたのである。チンパンジーは我々と違う進化を遂げ、今のチンパンジーとなったのだ。

 とのことです。

 しかし、チンパンジーの祖先は骨のかけらも見つかっていないと言います。その理由として、木の上で生活していたため、死ぬときは大半が雑草や落葉の上であり骨や化石となることが少ないのだそうです。このあたり、よくわかりませんが。