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「自分は変わり者です」という人は自分が好き

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自称変わり者 

 自称「変わり者」はたくさんいます。この場合の「変わり者」とは、正確に言えば「自分を変わり者だと信じている人」です。

「わたしってちょっと変わっているんです」

 自分をこのように表現する人は多いです。自分は変わり者で、ふつうと少し違うと思うのはいいのですが、それをアピールするのはなぜでしょう。自らが「変わり者」であることを告白したがるのも「変わり者」の特徴です。そして、それをプラスだととらえる傾向にあります。

 「変わり者」と自称するのは意識過剰に聞こえます。聞いてもないのに自分で自分のことを「変わり者」だと言うので期待して観察しますが、ちっとも変わり者ではありません。

 ❝ふつう❞にスーツを着て出社し、ほんのりいい香りを漂わせ、休憩時にはコーヒー片手にスマホにらめっこ。まげを結っているわけでもなく、半裸でもなく、小便器に大便するわけでもなく、いたって❝ふつう❞です。ほんとに❝ふつう❞です。どこが「変わり者」なのか教えてもらわないとわかりません。

 どこが「変わり者」なのかを会話から推測します。すると「家だとごろごろしている」とか、「おにぎりは昆布しか食べない」ということのようです。それは、❝ふつう❞ですよ。❝ふつう❞です。

 個性をアピールするよりも、自分は❝ふつう❞の人間だということを認めるところから始めませんか?君もわたしと同じ凡人、❝ふつう❞の人。人類の長い歴史で、自分だけが今までいなかった新しいタイプ、そういう可能性は非常に低いです。天才的な発想がごろごろ転がっているわけではないのと同様に、真の「変わり者」も滅多にいないのです。そもそも真の「変わり者」は自分で吹聴しません。なぜなら、自分が変わっていることに気づいていないからです。

 わたしも含めたたいていの人間は、❝ふつう❞の人であり、天才でも変わり者でもありません。そして、❝ふつう❞でいいのです。

 今年も我が社に新入社員が入ってきました。自称「変わり者」で「人見知り」だそうです。仲良くなれるかな?

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