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籠池理事長と吉田松陰 「世に棲む日々」司馬遼太郎

今朝の新聞(朝日H29.3.24)を見ました。 記事によると、 「~籠池氏は敬愛する幕末の思想家吉田松陰にも言及。設立予定だった小学校の名に首相の名を付そうとした理由を語った。「松下村塾が念頭にありました。同じ長州出身で以前から教育理念に共感してい…

秀吉が将軍にならなかったのはなぜ?「この国のかたち 一」司馬遼太郎

源氏ではなかったから 小学生の頃から疑問に思っていました。 「秀吉は天下統一を果たしたのに、どうして将軍にならなかったのか」 信長は、天下統一目前で明智光秀に殺されたから将軍にはなれなかった(と、小学生の私は思っていました)。でも、秀吉はなぜ…

土方歳三 「一刀斎夢録(下)」浅田次郎

死んで神となった 土方歳三 沖田、土方、近藤ら仲間たちとの永訣。土方の遺影を託された少年・市村鉄之助はどこに消えたのか。維新後、警視庁に奉職した斎藤一は抜刀隊として西南戦争に赴く。運命のち・竹田で彼を待っていた驚愕の光景とは。百の命を奪った…

天才とは 「一刀斎夢録(上)」浅田次郎

天才とは 沖田総司 「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が蘇る」 最強と謳われ恐れられた、新選組三番隊長斎藤一。明治を隔て大正の世まで生き延びた「一刀斎」が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして…

沖縄戦 「殉国」吉村昭

戦争と沖縄 一少年兵の始点から、沖縄戦を捉えた物語です。 徹底した虫瞰視点の描写によって、現実の沖縄戦を垣間見ることができます。 沖縄を守るために命を懸けて敵を倒そうと意気込んでいた少年が、わずか二か月で一瞬の死をのぞむようになります。 とに…

高熱隧道 心にゆとりがあるときにどうぞ

160℃の岩盤を破壊するために 昭和14年ごろ、地下にトンネルを掘る話です。まず下に掘り、そのあと横に掘ります。そこそこ順調に工事は進んでいったのですが、最難関区間にてこずります。 まず、そこまで行くのが難しい。下に掘る場所を選定したのでが、そこ…

峠(下)勇気がわきますよ

維新史上最も壮烈な北越戦争に散った武士の生涯 継之助は、戦争は避けたかった。官軍の強さはよく知っていましたから、戦えば勝ち負けはわからずとも無傷ではいられません。長岡藩の民が多く死ぬことになります。何としても戦いを避ける、そのための官軍との…

峠(中) 落ち込んだ時にどうぞ

盛り上がる中編 長岡藩に戻った継之助は、重職に就き、洋式の新しい銃器を購入して富国強兵に努めるなど藩政改革に乗り出します。 そして、大政奉還へ。 誰もが責任逃れに回り、筋の通った意見を言おうとしません。 そのとき、継之助は言います。 「諸藩は事…

「峠(上)」司馬遼太郎

越後の雄 河井継之助 幕末の英雄、河井継之助の話。1968年刊行とのこと。もっと早くに手に取ればよかったと後悔しています。その分、余計に惑うことなく人生をより充実させることができたはずだと思います。自分の人生を振り返って、あの辛かった時、苦しか…

「燃えよ剣」司馬遼太郎

はずさない。これを「つまらない」と言う人に会ったことがない。 新選組副長、土方歳三の活躍を描いた作品。「竜馬がゆく」と並び幕末ものの頂点をなす長編、とあるがその通りだと思います。ふぬけた武士ばかりだった幕末、農民の家に生まれ、その時代の誰よ…