読書生活 

本や新聞を読んでいます

もう迷わない。読点「テン」のうちかた。超簡単な推敲の技術

『日本語の作文技術』という本を読んでいます。わかったつもりでも、いざ推敲のときに使えていません。そこで、こまめにまとめることにしました。なるべく自分の言葉で書くようにします。多少間違えて覚えてしまう可能性もあります。でも、自分の言葉で書か…

さようなら、坂本龍馬

朝日新聞2017年11月14日の朝刊です。 www.asahi.com 「用語が多すぎる」として、現行の教科書から必要な言葉を精選したとのこと。今回「教科書本文から削るべきだ」と提案された歴史用語(日本史)をわたしのコメントを添えてお知らせします。 中宮寺半跏思…

『殉国』吉村昭 沖縄戦のリアル

吉村昭と『殉国』 吉村さんがこの作品を書いたときは、まだ沖縄はアメリカに占領された状態にあり、使用通貨はドル、道路は右側走行だったといいます。吉村さんは昭和42年(1967年)沖縄に1ヶ月滞在し90名近い人達に会うことを続けたそうです。 それらの人のな…

冬の表現

冬の表現をいろいろなところから拾ってみました。随時更新していきます。 雪 空 落葉 霜 寒さ 海 年末 日射し 雪 冬が、存外、早く来た。その夜から、とめどもなく雪がふりはじめたのである。『峠 上』司馬遼太郎 駅舎を出ようとしたら、雪が降っていた。そ…

「甍‥どうせ、きみにも読めないだろうよ」 文豪からの挑戦状  

文豪の作品の中から読めなかった字を拾いました。お暇なときにどうぞ。随時更新していきます。 初級編 森鴎外 藤沢周平 中級編 森鴎外 川端康成 夏目漱石 上級編 藤沢周平 芥川龍之介 川端康成 有吉佐和子 森鴎外 初級編 森鴎外 青い美しい苔が井桁の外を掩…

超簡単な推敲の技術 係る言葉は長いものを先、短いものを後にする

『日本語の作文技術』という本を読んでいます。作文技術が満載です。また、ここにある作文技術は推敲技術でもあります。この本に書いてある技術を、小分けにしてわかりやすく紹介します。 今回は、これです。 係る言葉は長いものを先に、短いものを後にする …

どんな優れたレビューよりも、楽しそうに喋る姿の方がずっと強く「読みたい」と思わせられる。

『バーナード嬢曰く』という漫画を読みました。読書家を気取る主人公の女子高生「町田さわ子」と、彼女のまわりにいる個性的な本マニアのやりとりがとてもおもしろいんです。その中で、「これ、あるある」と思った言葉をピックアップしてみました。 ダメだ!…

修飾する語と修飾される語をくっつけろ 『日本語の作文技術』本多勝一

本多勝一『日本語の作文技術』から学ぶ 『日本語の作文技術』という本があります。40年以上前に、朝日新聞の記者だった本多勝一さんが書いたものです。 一度読んだことがあるはずなのに、今読んでも「目からウロコ」な作文技術がぎっしりつまっています。…

『羆嵐』吉村昭 本に引き込まれ自分が消えてなくなる体験ができる本

作品を読めば、作者の人柄がなんとなくわかります。作品作りに妥協がなく、登場人物に浮かれた部分がなく、それでいて窮屈ではない。自分の生き方をきっちり守る職人タイプの作家。吉村昭さんは本当に素晴らしい。 体長3m。体重400キロのバケモノ羆 あ…

名言はこう言え!効果的な名言の使い方 

名言を使うタイミング 『バーナード嬢曰く』という漫画があります。読書家風を気取る女子高生が主人公の漫画です。その漫画に、名言について書いてありました。 名言を使うタイミング 名言はカウンターで出せ カウンターを決めるための3条件 わたしのお気に…

人気作家はみな常軌を逸している

ミステリー新人賞、受賞作なし 今年の江戸川乱歩賞が、46年ぶりに「受賞作なし」となったと聞きました。 朝日新聞2017年11月1日の記事です。 [:contents] www.asahi.com 記事によると、乱歩賞の他にも小説推理新人賞、横溝正史ミステリ大賞も受賞作なしだ…

夕方の表現 夏目漱石、島崎藤村、芥川龍之介‥文豪の日暮れは一味違う!

いろいろなところから、拾っています。随時更新していきます。 夏目漱石 谷崎潤一郎 島崎藤村 芥川龍之介 太宰治 山本有三 司馬遼太郎 吉村昭 藤沢周平 浅田次郎 小川洋子 北村薫 夏目漱石 空の色が段々変わってくる。ただ単調に澄んでいたものの中に、色が…

『島抜け』吉村昭 江戸末期に種子島から脱出する話が、とんでもなくおもしろい

みなさん、想像して読んで下さい。 島抜け 大坂で捕まった 種子島着 死人が出た 島抜け 漂流 島が見えた どうやって日本に帰ろうか 日本に帰ってきた 欠けた椀 飢饉で飢え死にしそうになる話 嫁の里追い 代官所がすすめる藁餅 村から脱出 島抜け 大坂で捕ま…

英語に聞こえると言われている日本語が本当に通じるのか片っ端から試してみた

『言葉とは何か』という丸山圭三郎さんの本にこう書いてありました。 明治時代の人は、苺のことを「七郎兵衛」(←strawberry)、鉛筆のことを「ペンセロ」(←pencil)、競走スタートラインで、On your mark! Get set! といってピストルでドンと合図するのを…

バズらせる技術

ブログ生活をさらに充実させるために、『世界一やさしいブログの教科書1年生』という本を買いました。全部で286ページの分厚い入門書です。最後の章に「バズらせる技術」とありました。わたし、バズったことなし。なになに、これは読まないと。 意識してバ…

紅葉の表現 漱石・太宰・鴎外・三島…文豪の紅葉は一味違う!

随時更新しています。 井上靖 夏目漱石 太宰治 森鴎外 三島由紀夫 司馬遼太郎 吉村昭 藤沢周平 上橋菜穂子 梨木香歩 浅田次郎 北村薫 井上靖 樹林地帯である。トウヒ、ブナ、マカンバ、シラビ、カツラなどの林の中の冷んやりとした道。そこには秋の陽がこぼ…

厳選5選 戦国時代がわかる小説

おすすめ歴史本 戦国時代を小説で読もう 「たいていのことは小説を読めばわかる」そう思っています。予備知識なし、歴史を全く知らない、という方向けです。1冊目、2冊目、と順番を振りました。時代ごとに読むと、わかりよいと思います。順番とはもちろん、…

座右の書を聞かれたらこの本をあげておけば間違いない

座右の書 「座右の書」を聞かれることなどまずありません。しかし、「おすすめの本を教えてください」くらいの軽い質問なら、聞かれることがそこそこあります。 座右の書 『名人伝』中島敦 『名人伝』の簡単なストーリー 林修先生の語る『名人伝』 林望先生…

大谷翔平君に語録本はいらない 『不可能を可能にする大谷翔平120の思考』

すごいぞ!大谷翔平! 1994年7月5日、岩手県生まれ。身長193㎝体重92㎏。近代プロ野球では不可能と言われた投手と打者を兼任する二刀流に挑戦し、プロ4年間で投手として39勝13敗、打者では2割7分5厘、40本塁打。 彼のすごさは、こんなものではないのです。 …

ハリーポッターのローリング先生と、あなたのお父さん、ひとりしか助けられないならどちらを助けますか?

功利主義とは トロッコ問題 5人か1人か 無人島で友人と約束したケース 倫理理論の一つに功利主義というものがあります。 功利主義とは この功利主義とはジェレミー・ベンサム(1748-1832)という偉い人が最初に定式化した倫理思想である‥とありますが、難…

三島由紀夫、夏目漱石、森鴎外‥どの蝉がお好みですか?文豪の描く蝉

三島由紀夫 夏目漱石 梨木香歩 吉田修一 浅田次郎 森鴎外 佐藤多佳子 小川洋子 北村薫 三島由紀夫 物音のたえた石畳には躑躅の低い硬質の影が映り、蜂の羽音だけが、眠っている午後の時の寝息のように聞こえている。『翼』 夏目漱石 私はその時また蝉の声を…

『昆虫すごいぜ!』の香川照之と安部公房の『砂の女』の主人公を比べてみた

『昆虫すごいぜ!』の香川照之が凄い 『昆虫すごいぜ!』という番組があります。香川照之扮するカマキリ先生が、昆虫について熱く語る番組です。51歳のおじさんが、カマキリの被り物(自ら監修したものだそうです)を着て、様々な昆虫について語り、捕獲し、…

「あなたはあなたのままでいい」という言葉の正しい使い方

鶏鳴狗盗 余人を持って代えがたい異能 自分にしかない能力などない 『噛みきれない想い』鷲田清一 あなたはあなたのままでいい 鶏鳴狗盗 鶏鳴狗盗という言葉があります。「馬鹿げているように見える特技も、どこかで役に立つかもしれないよ」という意味です…

「どうして本を読んでるの?」と聞かれたときの一番クールな答え方

「どうして本を読んでるの?」 なんて答えたらいいんでしょう。「読書はしないといけないの?」という質問とは少し違う気がします。少し前、「大学生の本離れが進んでいます」というニュースが流れました。新聞でもたくさん意見が出ました。わたしもブログで…

「そういうおまえはどうなんだ」ブルゾンのwithBへの態度に思うこと

ブルゾンとwithBの関係性について 「そういうおまえはどうなんだ」 『職業としての小説家』村上春樹 うちの息子の反論 テレビにブルゾンとwithBが出ていました。スタジオには、劇団ひとりさんや千原ジュニアさんがいました。ブルゾンとwithBの関係性について…

読書家に見られたいけど本は読みたくない、そういう人はこう言え!読書家風の振る舞い方

「ねえ、トマス・ピンチョン読んだことある?」 と聞かれたら、なんと答えますか? トマス・ピンチョン?ピンチョン?知らん、全く知らん。でも、この場面でそう言えない、こんなとき、何と言えばいいか。 「ねえ、トマス・ピンチョン読んだことある?」 読…

努力の格言 終着点

努力は必ず報われると言うけれど、という話です。 王貞治「努力は必ず報われる」 東大合格=最も努力した受験生なのか フィギュア指導者山田満知子「オリンピックは努力の上に運が必要」 ウサイン・ボルト「才能のある人のなかで一番努力した人が頂点に立つ…

テレビを観ないプロフェッショナルはいても、本を読まないプロフェッショナルはいない

『逆境の中で咲く花は美しい』工藤進英 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に二度出演した医師は希代のはみ出し者だった。がん患者の救世主の生きる哲学 掲載されている言葉がほどよく響きます。語録本、便利ですよね。よく立ち読みします。そして、気に入…

『名人伝』 中島敦

久しぶりに骨太な本に出会えて、軽く興奮しています。解説に「中島敦の小説は解説などなくても芸術として自立している」とありますが、同感です。33歳の若さで死ぬ、そして、中島敦の作品の多くは死後に発表される、と知り、二重の驚きです。なんの予備知識…

文豪の描く夏の表現

いろいろなところから拾ってみました。随時更新しています。 谷崎潤一郎 夏目漱石 太宰治 川端康成 北原白秋 三島由紀夫 森鴎外 藤沢周平 有吉佐和子 吉村昭 安部公房 谷崎潤一郎 まだ日の長い暑い時分のことだったので、すっかり障子を明け放してある西側の…